離婚後、シングルマザーが団地(公営住宅)に当たるまで|家賃がきつくて応募した話

団地の暮らし

ひとり親で、賃貸の家賃がきつい。
団地は安いと聞いたことはあるけれど、どうやって応募するのか、自分でも住めるのか、よく分からない。
私もそうでした。

この記事では、賃貸に住んでいた私が公営住宅(団地)に応募して当たるまでにやったことを順番に書きます。
私はシングルマザーで、子どもがひとり。応募していたころはパートで働いていて、収入の半分以上が家賃と駐車場代だけで消えていました。

読み終わるころには、自分も応募してみようかなと思えるくらいには流れがつかめるはずです。

結論:やったことは「応募し続けた」だけ

先に結論です。
特別なコツはなくて、やったのは募集のたびに応募する。それだけです。

じつは一度、繰り上げ当選したのに辞退しています。
そのあと応募しなおして、今度は一発。
理由はあとで書きますが、人気のない団地を選んだからです。

はずれても、応募しなければゼロのまま。
応募すれば、待っている間に何もしなくても当たる可能性だけは残ります。

なぜ団地に応募したのか

理由はひとつ。
お金です。

さかのぼると、私の離婚は突然でした。
お金もない、家具もない。ひとまず実家に避難しました。
実家は狭くて荷物は置けず、友達の家に置かせてもらいました。あのときの友達にはいまでもすごく感謝しています。

そこからすぐに家探しを始めました。
団地のことは、そのころから後々住めたらいいなとぼんやり考えていました。
ただ、団地は募集の時期が決まっていて、応募しても当たるかは分からない。
このスピード感で当選なんて待ってられませんでした。
精神的にもそんな余裕はなかったです。

それで、不動産屋さんに事情を説明して、子どもと住める家賃の低いところを探してもらって契約しました。

その賃貸が家賃5万円と駐車場代8,000円で、月に5万8,000円。
パートの収入は10万円前後。養育費はゼロ。

給料日から月末まで、頭の中はずっとお金のことでした。
今月いくら使ったっけ。来月は手当がない月やから、やばいな。
体調を崩して仕事を休んだら、その分そのまま収入が減る。
しかも離婚したばっかりで、必要最低限の家電をそろえるのにお金を使ったあとでした。
財産分与とかややこしいことをするのが嫌で、とっとと離婚したかったので、もらえるものももらっていません。

離婚は自分で望んだことなので、弱音は言いたくない。
でも、不安の大半はお金でした。
この子ひとり、私が育てていけるかな。
もっときれいな家に住みたいけど、それは欲深いから我慢。
そういうのを毎月ぐるぐる考えていました。

そんな中でいちばん大きくて、いちばん変えにくいのが家賃でした。
団地に入れれば、家賃はまるごと下がる。
それで応募することにしました。

応募の流れ(私の場合)

私が応募したのは、自治体がやっている公営住宅です。
自治体によって細かい違いはありますが、大まかな流れはどこも似ています。
※制度は変わることがあるので、必ずお住まいの自治体の最新の募集案内を確認してください。

1. 募集の時期を調べた

公営住宅はいつでも申し込めるわけではありません。
年に数回、募集期間が決まっています。

私はまず、自治体の住宅供給公社のサイトで次の募集はいつかを調べました。
募集案内は役所や公社の窓口でもらえて、ネットでダウンロードもできました。

2. 自分が応募できるか確認した

募集案内には、応募できる人の条件が書いてあります。
主に、収入の上限と家族構成です。

私の場合、ひとり親であることが、応募の条件でも有利に働きました。
自治体によっては、ひとり親世帯・子育て世帯向けの枠や、当選しやすくなる仕組みがあります。
ここは募集案内の「優遇」「福祉世帯」などの項目を、面倒でも一度ちゃんと読んでください。

3. 住みたい団地を選んだ

募集案内には、募集している団地の一覧とそれぞれの家賃の目安が載っています。

私はここで少し悩みました。
築年数が浅く人気の団地は倍率が高くて、なかなか当たらない。そもそも、募集しているところが少ない。
逆に、古い団地や駅から遠い団地は倍率が低いことが多い。

最初は子どもの学校から通えるところを条件にして、その中で倍率が低めのところに応募しました。

4. インターネットで申し込んだ

申し込みはインターネットでできました。
名前や職場のことなど、画面に出てくる項目を入れていくだけ。
役所に行く必要も、書類をそろえる必要もなくて割と簡単でした。

書類を集めるのが面倒だからと応募をあきらめている人がいたら、まず募集案内を見てみてください。
私のときは申し込みの時点では書類はいりませんでした。

5. 抽選の結果を待った

申し込んだあとは、抽選の結果を待つだけです。
結果はネットでも見れたし、郵送でも届きました。

一度当たったのに、辞退した話

ここは私の失敗です。

はじめて応募したのは、これからひとりで生活を立て直そうと決めたころでした。
家賃が下がるならと、勢いで申し込みました。

結果は、補欠。
「まあ、そうだよね」と思ってそのまま忘れかけていました。

ある日、繰り上げ当選の通知の電話がありました。
補欠でも繰り上がって当たることがあるんです。

うれしいはずなのに、電話を切ったあとしばらく固まっていました。

辞退した理由は、子どもの小学校

ちょうど息子が小学校に上がる前でした。
どの小学校に通わせるかまだ決めきれていなくて、悩んでいる最中だったんです。

当たった団地は、いま住んでいるところと学区がちがう。
引っ越せば、通う小学校も変わる。
「家賃のために、子どもの学校を勢いで決めていいのか」

答えが出せなくて、辞退することにしました。

辞退のしかた

辞退のしかたは、繰り上げ当選の電話で教えてもらいました。
あとから届く入居案内に辞退届が入っているので、書いて送るだけ。
怒られたりはしません。

ただ、やりとりは全部郵送です。
こちらが書類を送って、向こうから書類が届いて、また送って。ワンクッションずつ多いので、とにかく日数がかかります。

ただ、辞退しても次は優先してもらえるようなことはありません。
また、ふつうに一から応募しなおしです。

子どもの学校を決めてから、もう一度応募した

息子の小学校が決まって、生活が落ち着いてからあらためて応募しました。
学校を決めたら、そこからはとんとん拍子でした。応募も、当選も。
当たったら絶対に入る、と決めて申し込みました。

そして今度は、一発で当たりました。

一発で当たった理由:人気のない団地を選んだ

2回目は、選び方を変えました。

1回目は、なんとなく住みやすそうなところに出していました。
2回目は、募集案内の倍率を見てあまり人気のない団地を選びました。
古い、駅から遠い。

しかもその部屋は、10年間の期限付きの募集でした。
10年たったら出ないといけない部屋です。
ふつうは敬遠されるので、倍率はさらに低い。

「10年あれば、そのあいだに貯金して次を考えられる」と思ってそこに出しました。
結果、一発で当選。

当たってからが、書類地獄

申し込みはネットで簡単だったのに、当たってからが大変でした。
収入の証明、戸籍謄本、免許証のコピー。出す書類が多くて、役所にも何回も行きました。
ここをがんばらないと、家賃は下がらないので。

期限付きの募集があるかどうかは、自治体や時期によります。
同じ手が使えないこともありますが、考え方は同じです。
人が避ける条件のところは、当たりやすい。
「家賃を下げる」が目的なら、住みたい団地より当たる団地に出したほうが早いです。

いま思うのは、辞退したこと自体は間違いじゃなかったということです。
ただ、「当たったらどうするか」を決めないまま応募したのは、順番がちがいました。
家賃を下げたい気持ちと、子どもの生活。両方を先に整理してから応募したほうが、当たったときに迷いません。

部屋の中は鍵をもらうまで見られなかった

ひとつ、応募する前に知っておいてほしいことがあります。
私の場合、部屋の中は入居前に見られませんでした。
どうしても見れないんですかと結構粘って聞いたけど、ダメでした。
自治体によって違うかもしれないので、気になる人は募集案内や窓口で確認してください。

つまり、中を一度も見ないまま応募して、当選して、書類を出して、鍵をもらって、初めて中を見ます。
鍵を開けるときは、すごくドキドキしました。
タバコが苦手だったので、臭かったらどうしようとか思っていました。

結果は、全然大丈夫でした。
ハードルが結構下がっていたからか、思っていたよりも綺麗に感じました。
畳も襖も新品になっていて、ドアなんかには古さを感じるけどここなら住めると思いました。
部屋の中がどんな感じだったかは、また別の記事で詳しく書きます。

当たってから、暮らしがどう変わったか

団地に入ってからは、住むためのお金は賃貸の頃の約半分になりました。
毎月の支出が2万円以上減った計算です。

金額そのものより大きかったのは、「毎月お金が残る」という感覚をはじめて持てたことです。
その残ったお金を貯金にまわせるようになりました。

そして家賃が下がって気持ちに余裕ができたことで、
ずっと後回しにしていたスマホや光熱費の見直しにもやっと手をつけられました。
そのあたりは別の記事で書いていきます。

応募して分かった、正直なところ

いいことばかりではなかったので、そこも書きます。

  • 当たるまでと当たってから住めるまで時間がかかる。応募してから実際に住めるまで、私の感覚では最低4か月。すぐに引っ越したい人には向かない
  • 建物は古め。設備も新しい賃貸のようにはいかない
  • 引っ越しの初期費用はそれなりにかかる(敷金や駐車場代の保証金とか)。
  • 部屋の中は入居まで見られなかった(私の場合。自治体によって違うかもしれません)

それでも私は、応募してよかったと思っています。
家賃がきついと悩んでいる時間が長いほど、貯金はできないままだからです。

まとめ

団地に当たるまでにやったのは、「募集のたびに応募する」を続けただけでした。

  • 募集の時期を調べる
  • 応募できる条件を確認する
  • 倍率を見て、人気のない団地を選ぶ(ここが一番大事)
  • インターネットで申し込む
  • はずれても、次の募集でまた申し込む
  • 「当たったらどうするか」を先に決めてから応募する(私はここで失敗しました)

私は一度辞退して、そのあと人気のない団地に出しなおして一発で当たりました。
このブログでは、ここから固定費を見直して貯金を100万円増やすまでの記録を書いていきます。

次に読むなら:スマホ代を減らした話(格安SIM乗り換え)※準備中

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